◆講演タイトル:
ウクライナ企業から学ぶレジリエンスの教訓
◆講演概要:
ウクライナの継戦能力と主権国家としての地位の維持に大きく関わっているのが、企業の業務継続である。安全保障の4つの柱はDIMEと呼ばれ、 外交、インテリジェンス、軍事、経済から成る。平時・有事を問わず、 経済なくして、企業活動なくして、安全保障は成立しないのだ。特に電力・エネルギー、通信、金融、運輸などの重要インフラサービスなくして人々は生活できず、経済は回らず、行政は機能せず、軍は戦えない。
台湾有事への懸念が高まる中、日本がウクライナ企業のレジリエンスから学べる教訓は、全ては当てはまらないにしても、少なくないだろう。この講演では、ウクライナの運輸、電力・エネルギー、通信、金融の事業者がこの3年半近くにわたり、いかにしてサイバー攻撃と火力による攻撃へ対処してきたのか、現場に修理・復旧のため赴く社員たちや死地に部下を送る社長たちがどのように思っているのかについて解説する。また、軍事侵攻前にどのような準備をしていたのかについても分析する。
最後に、台湾有事の前哨戦かもしれないサイバー攻撃の実態に触れ、企業を含め日本が取り組むべき課題に言及する。
◆講師:松原実穂子氏
NTT株式会社 チーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
早稲田大学卒業後、防衛省にて勤務。ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得(フルブライト奨学生)。パロアルトネットワークスのアジア太平洋地域拠点における公共担当の最高セキュリティ責任者兼副社長などを経て、現在はNTTのチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジストとしてサイバーセキュリティに関する情報発信と提言に努める。著書に『サイバーセキュリティ 組織を脅威から守る戦略・人材・インテリジェンス』(新潮社、大川出版賞受賞)、『ウクライナのサイバー戦争』(新潮社、サイバーセキュリティアワード書籍部門優秀賞)。近著に『ウクライナ企業の死闘』(産経新聞出版)。第23回正論新風賞受賞。第19回情報セキュリティ文化賞受賞。英国際戦略研究所(IISS)の客員研究員。
◆日時: 2025年11月15日(土) 15:00-15:10 連絡事項等
15:10-17:00 講演(質疑応答含む)
◆場所:オンサイト:名古屋市 市民活動推進センター 集会室
オンライン:Zoom
名古屋市 市民活動推進センター:
ナディアパーク デザインセンタービル6階
https://www.n-vnpo.city.nagoya.jp/shisetsu/access/
◆募集定員: 100名(内オンサイト30名)
◆CPE: 2.5 単位
◆会費:
ISACA会員: 無料
非会員 :2,000円
学生 : 無料
他支部、ISACA会員以外の方の参加も可能です。(人数制限有)